中学生後編

15歳になる誕生日の一月半前に、突然声変わりがやってきました。私はそれが嫌で止めたくて、急いでインターネット上から女性ホルモン剤を個人輸入しました。
親にバレないように局留めして受け取り、飲もうと思いましたが、親や将来のことが頭をよぎり、すぐには飲む決断ができませんでした。

2週間が経ち、ちょうど誕生日の1月前の日。私は泣きながら女性ホルモン剤を飲みました。ホルモン剤を飲んで、「これで戻れる…」と正直ホッとした面もありました。

でも、同時に私が産まれた時に祖母が言っていた「やっと跡継ぎが産まれた」という言葉や、父親から言われていた「跡継ぎはお前しかいないんだから」という言葉を思い出し、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

誕生日プレゼントにお金をもらい、親には秘密のまま、縋るような思いで、ジェンダークリニックへ向かいました。ジェンダークリニックの先生に今までのことを全部話をして、親にどうカミングアウトをしたらよいか助けていただきました。

そして、親にカミングアウトをすると「絶対にあり得ない!お前は男としてしか感じられない」と言われました。母親も「ありえない」の一点張りで、最初は全く聞いてくれず、家で性同一性障害の話題を持ち出すたびに家で大喧嘩になりました。

とにかく先生の話だけでも聞いてほしいと頼み込み、次回の通院時に父についてきてもらいました。初めは理解してくれませんでしたが、徐々に理解を示してくれるようになり、

「本当に女として生きていく覚悟があるのか?」
「副作用の覚悟はできているのか?」
「20歳になるまでは親戚に口外しない」

などの条件付きで2014年3月にホルモン注射を承諾してもらうことができました。

春から高校生へ
高校は今まで縛られていた制服の縛りのないところが良かったので制服のないところを選びました。この記事を執筆している2日後に入学式なのですが…とっても楽しみです☆
なんか…新しい私になれるかなと思ったり、楽しみです☆

これからも、高校生活で感じたこと、起きたこと、それについての対処など、美遥の高校生活を引き続き綴っていきたいと思います☆