退職

自分の中で根本的な解決がないまま、僕は仕事に復帰しました。
僕は今までいた支社から違う支社に移動し、飛び込み営業、電話アポの日々が続きました。

仕事に復帰したといっても僕の精神はおかしいまま。簡単な雑務だけを任せられる日もありました。

そんな状態の僕を、新しい支社長は快く思いませんでした。
毎朝のミーティングで僕をからかい、社員のみんなに笑われる事もありました。
当然の報いと思いながら、行き場のない気持ちばかりが心を満たしていきました。

その後も支社長との関係がどんどん悪化していきました。
取ってきた契約も、先輩社員に引き渡すように指示されるようになりました。

そして、うまく契約の話にこぎつけそうだったお客様に「あなたとは縁がないの」と言われて話が白紙に戻った時、僕の仕事への執着はなくなりました。

それから、支社長と何度も話し合いましたが、僕は、仕事を辞めました。

出社最後の日に社長に会って、深く、深く、何度も謝りました。
決して許されるわけではないけれど。

僕はその場から抜け出すことで精一杯でした。