泣いてばかりの新人研修と母親の支え

研修のときに気付いてしまった自分の決定的な欠陥を隠しながら、その後の新人研修が本社でスタートしました。

しかし、同期と自分を常に比較し、彼らが出来て、自分が出来ないことがあまりに多いことに次第に焦りを強くしていきました。

毎日行われる飛び込み営業が苦痛になり、悔しくて泣く夜もありました。
そんな僕を支えてくれたのが、母親でした。
もちろん、母は男として働いているなんて知りません。しかしながら、どこかで気が付いていたのかもしれません。
何かを隠すように、こそこそしている自分の子どもに気付きながら、それでもただ僕を応援してくれました。
就職活動の時は、あれだけ自分勝手に思って行動していたのに、いざフタを開けたら、まだ母親に甘えていました。助けられました。


泣きながら電話する僕に、「あなたの力を信じている」と何度も何度も赤ん坊に言い聞かせるように僕に言い続けてくれる日もありました。

今まで自分が本当に狭い世界にいたのだと、社会の厳しさに打ちのめされて、またイチから始めなければいけないと初心に戻り決意をして、4月を終えようとしていました。