最終選考の洗礼

ほいほいと、上手い具合に進んだ選考がありました。大手の人材サービス会社です。
面接官の人とは話しが合い、いつも終わった後は楽しんでいたなっという感想。
そんな企業の最終選考がありました。

僕は、きっともう受かったも同然?位に思ってしまっていました。甘かったのです。
僕はその選考に落ちました。話しもいい感じでいったと思います。
給料の話も、僕の性別のこともOKと言ってくれました。それでも、僕は落ちたのです。
悔しかったし、とてもショックで。涙が出ました。
どうして?どうして?

でも考えれば、色々甘さが見えてきました。僕は、図に乗っていました。
性別のことがクリアされても、人として選考されているだけの話。
それなのに、性別がクリアだからってもう他の人よりも1歩リードしているような気になっていて。
ただスタートラインに立っただけなのに。

1回しか会えなくて、それだけの時間、自分を本当にぶつけられていたのか。
どうして僕はもったいないことをしたんだろう。
僕は、がむしゃらに就職しようとする自分を隠そうとしていたのかな、余裕のフリをしていたのかもしれない。
だとしたら、僕は何て、愚かだったのだろうか。

人との出会いは大切なのに、僕は前を走る先輩達に恥じぬように、そして後から追いかけてくる後輩達のために、もっと良い社会を作るために、ただ自分ひとりだけの道ではなく、みんなの道を走っているのに、僕が台無しにしてはだめだ。

かっこ悪くたっていいじゃないか、その後にかっこいい自分がいるのなら、そのためにがむしゃらに食いついて走って汗だくになりながら、頑張ろう、頑張ろう、先が見えなくても、今はまだ、不安に押しつぶされそうでも、それでも、また次頑張ろう。

そういって何度も自分を奮い立たせてみました。
しかし、それからしばらくはその時の選考のことが忘れられず、何度もベットから飛び上がるくらいうなされました。
面接でされた質問が何度も頭の中で繰り返されました。
悔しい気持ちと、一気に地面を失ったような恐怖感が襲ってきました。
何度もベットを殴りました。自分の甘さが許せませんでした。

もう一度ゼロからやり直そう。
何日か経って、僕は再び最初から就職活動をやり始めました。
その時点で、20社余り選考を受けて全部落ちていました。本当にゼロからやり直しでした。