嘘をついても

僕は、自分に正直に生きようと思ってから、本当に良い出会いをしていると思います。
まるで、それが僕の選ぶ道だからなんだって、思ってしまうくらいに。

その出会いの中で、ひとり、お姉さんみたいな存在の人と出会いました。
こうしてやる気を失い、切羽詰った僕は、そのお姉さんに相談することにしました。

その人は仕事で大変な中、わざわざ僕に会ってくれました。
そして僕はその人の前で泣きました。情けないほどに。
いつも優しいその人は、そのとき僕に厳しく言いました。

「それは分かっていたことでしょ?前から秘密にして就職するつもりだったんでしょ?状況は何も変わってないよ。状況は別に悪くなったわけじゃないでしょ」

「どっちにしても家族に嘘をつくことになるけど、突っ走って家族を直に壊してしまうより、嘘をついたとしても家族を思うからであるなら、そっちの方がいいんじゃないかな?」

僕は甘えん坊です。情けないです。
でも、この時厳しく言ってもらえたからこそ、僕は再び自らに誓いをしたのです。
「嘘をつこう、でもそれは家族を守るためだ、そうまでもしても、僕は諦めない、僕は諦めない」って。改めて。
僕は再び就職活動をやる気になりました。

-続く