氏名 : 西野 明樹
生年月日 : 1986/03/26
モットー : 私にとって真理であるような真理を発見し、そのために生き、
また死にたいと思うようなイデーを発見することが必要なのだ。
(s.kierkegaard 『死に至る病』)
自分らしさ。
本当の自分らしさについて、僕はずっと考えていました。
そして、ひとつの答えを見つけました。
そのとき僕は、"生まれながらの男性"として振る舞い、生きることを選択しました。
しかし、"生まれながらの男性"として、本当の自分を隠していくことが、本当の自分らしさであるのか、
ずっと考え続けていました。

そして僕は、またひとつの答えを見つけることができました。

過去を隠すのはやめて、ありのままに、僕らしさを貫きます。
そして、カミングアウトし続けます。

僕の中にある、【自分らしさ】というベクトル。
僕は、それが、【男らしさ】と同じ方向を向いていると思っていた。
だけどそれは、性自認とか振る舞いとか、そういう部分。
よく考えれば、同じ方向を向いていない部分もあった。
今までは、それを無理矢理、乗せることしか考えていなかった。
過去を捨てて。
友達も捨てて。
性別適合手術をして。
戸籍を"男性"に変えて。

たしかに、自分は男性だと思う。
自分の肉体に違和感がある。
だけど、これが、僕だ。
違和感があっても、嫌な部分があっても、それが、苦しくても。
それでも、僕は僕。
僕は、染色体XX。
赤いランドセルをしょってた。
制服でスカートをはいてた。
戸籍には、"女"って書いてある。
ペニスがない。
全部、僕。
変えられないし、切り離すことも出来ない。
これが、僕だから。
性同一性障害であるということも、僕という人間をかたち作っている、要素のひとつだから。

僕という人間、"西野明樹"には、性同一性障害という特性がある。

これが、本当の僕らしさ。自分らしさ。
だから、このまま生きていこうと思う。
男性であることに固執せずに。
僕にしか歩めない。僕だから歩める。
そんな人生を突っ走って、笑っていたいと思う。

僕らしく、カッコよく、この生き様を見せ付けて、輝いていたい。

そして、今の僕があるのは、当事者であることをカミングアウトしたそれぞれの相手が、
それぞれのやり方で、僕を受け入れてくれたからです。

性同一性障害という言葉も知らずに、必死に女性らしさを演じていた苦しみを突き抜けて、
ありのままに生きることの出来る、歓喜へ。
その過程で、いくつものあたたかさに触れました。あたたかい言葉に、涙しました。
今、僕は、たくさんたくさん、笑っています。

僕は、みんなで笑い合いたい。当事者とか非当事者とか関係なく。

たくさんの人に出会い、当たり前のように生きている僕を知ってもらいたい。
GIDであることが、特別なことじゃなくなるように。そして、みんなで、笑い合いたい。

たくさんの笑顔に出会うため、自分自身が笑顔でいるために、頑張っていきたいと思います。