どうして女なんだろうって悔しさを噛みしめてきた。
自分が自分でないような感覚、そんな10代を過ごしてきた。
一歩踏み出した日から7年。
先駆者達が切り開いてくれた道。
人から受けた恩恵。
紆余曲折を経て、ここまで辿り着けたのは、僕だけの力ではない。
だから僕はGIDmediaで活動を続けている。
男として生きる為に、自分の過去を偽ることもした。
セックスの話、体の話、学生時代の話、
男として存在する手段は、バレないように適当な言葉を並べること。
でも、気がついてしまった。
「そんな自分」と「10代の頃の自分」の違いは何?
結局、男として生活できても自分を偽り続けるのなら、何も変わっていないじゃないか!!
そんな生き方はダサい。
だから僕は、埋没して、紛れるのではなく、堂々と生きることを選ぶ。
突き詰めれば、男の性の感覚もなければ、男として育てられていない僕が、
それでも男としての人生を歩んでいこうとしている。
だからこそ、努力が必要であり、男社会のルールをもっと知らなければならない。
紛れないことを選んだ以上、必定なことだ。
これは僕にとってひとつの挑戦でもある。
どれだけ多くの味方を増やせるか。
どれだけ多くの人を納得させることができるのか。
自分達の存在が、本当の意味で認められるように。
そして、隠さずに胸を張って生きることが楽しいってことを表現していきたい。

![NPO法人GIDmedia[ジ-・アイ・ディ- メディア]は性同一性障害に関する講演(講演会、勉強会)及びイベント・交流会の開催を主な活動としています。](http://gidmedia.org/img/description.jpg)



