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それいけ!ドンくん
それいけ!ドンくん

筆者:ドンくん (FTM/20歳)
大学1年の時に性同一性障害の人と出会ったことで、今まで逃げていた『自分自身と向き合うこと』を始めて早2年。
大学3年となった今、就職活動の真っ最中!男として働きたい、何度も諦めそうになった夢を求めて
悩みながら、泣きながら、それでもネクタイ締めて説明会に参加する、そんな僕の凸凹就活体験記です!
<目次>

秘密のスーツ

男として就活することを家族には秘密にすると決めてから、今度はそれを可能にするための準備を始めなければいけませんでした。
家からメンズスーツを着ていけないのなら、誰も知らないスーツを買っておかなければいけません。
スーツだけじゃない、就活道具一式を揃えなければ・・。そしてそれを置いておく場所が必要になりました。

大学の女の子の友達で、一人暮らしをしていてとても信頼している子がいたので、その子にスーツとネクタイを臨時に置かせてもらいつつ、GIDmediaの二ノ宮さんにお願いし、自宅に置かせてもらうことができました。本当に感謝しています。

その反面、誰かに迷惑をかけて就職活動しなければならない自分が情けなくて嫌にもなりました。
人に甘えるのが苦手なので、すごく自分が許せなかったりもしました。
けど、それ以外に方法はないし、いい結果を残す、そして自分が頑張ることで精一杯応えようと思っています。

さて、スーツを買いに行ったときのこと。
お店の人は俺を女と知ってか知らずか、それでも案内してくれたのはメンズスーツでした。
そのときさすがに身長、さば読んじゃいました。身長低いって男としてなかなかハンデですよね。

そしていざ購入・・・名前と住所を書かないといけない!けど本当のことは書けない!
本当の住所を書いたら親にばれちゃうし、メンズスーツ買いに行っているのに女の名前なんて書けない!
さーパニックになりました!震える手で、財布を探り・・・何か代わりに使える住所はないか・・・本当に手が震えました。汗だくでした。

そして、たまたま近所の皮膚科の診察券があったのでその住所をちょっといじったものを書きました。
あの時はちょっと罪悪感とドラマのような非現実的な感じがしました。
お金もあっという間に無くなってしまいました(笑)。

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