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それいけ!ドンくん
それいけ!ドンくん

筆者:ドンくん (FTM/20歳)
大学1年の時に性同一性障害の人と出会ったことで、今まで逃げていた『自分自身と向き合うこと』を始めて早2年。
大学3年となった今、就職活動の真っ最中!男として働きたい、何度も諦めそうになった夢を求めて
悩みながら、泣きながら、それでもネクタイ締めて説明会に参加する、そんな僕の凸凹就活体験記です!
<目次>

男か女か

今日は、1日に3社の第一次選考を行うというハードなスケジュールでした。
1社目は大手の広告メディア会社。2社目が急成長中の広告代理店。3社目が人材会社です。

1社目の選考はグループデスカッション選考。こういうとき迷います。
なぜなら『グループで話し合う』選考だからです。
つまり、名札を付けなければいけないのです。
本名書いたら女だってバレバレだし、けれど通称名を書くと今度は人事の人が誰だか分からない。
まぁ人事の人に先に言えばいいのかもしれませんが、まだ言ったことありませんし、人事の人もその時に言われたら焦るかも知れないし分かってもらえないんじゃないかと、またまた色々考えてしまうのです。
だから、本当に迷います。

それでその日の1社目は女でいきました。というか、説明を何もしなかった。
つまり履歴書は渡しますが、そこには事情は何も書かなかったのです。
性別は一応女に近い方に○を。わざとちょっとはずして丸をつけるのはせめてもの抵抗です。
そしてメンズスーツにノーネクタイ。最近精神的にレディススーツを着ることができなくなっているのです。

次の広告代理店は前に説明会でアンケートみたいなものを書かされ、その欄外に「男として選考に参加したいです」と書いておいたので、ネクタイを締めて男として選考に参加しました。
選考はグループ面談。とりあえず名札はつけなくてすんだのでよかったです。

最後の人材会社は、そのままネクタイ締めて男で選考を受けました。
その企業にも以前にチョロっと、読んでくれたかどうかは分からないのですが男として働きたいというメッセージを残したことがあったので、その言葉どおりの行動を取りました。

ネクタイ締めるか締めないか、男として働きたいですと言うか言わないか、違いはそれだけです。
選考の際、それがグループで話すことであろうと、グループで面談を受けることであろうと、個人の面接であろうと、中身は何も変わらないことに気が付きました。中身は僕です。

大切にしてることも、これからどういう人間になりたいのかも、どんな失敗をしどんな経験を積んだのか、なぜそう思うのか、何をしていきたいのか。
それは男だろうが女だろうが、関係ない。つまり僕は僕なのです。

僕はありのままで僕の持っているものを人事の人とかに出して見せただけです。
もちろん、男としてちゃんと働かせてもらえれば、色んな制約や色んな周りからの勘違いが僕を苦しめ僕の行動を束縛することはないはずだから、自分を最大限出し切ることもできるだろうけど、今は相手に自分を伝えると言う段階。
だから確かに男とか女とかは大切だけど、それと同じくらい、いやそれ以上に自分というものを伝えることが大切なんですよね。

アイデアを出したりするのは人間としての僕であって、そこには性別は関わってない。とにかく、中身は僕だってことです。僕は僕。そんな単純なことを再認識した今日この頃です。

ドンくん対談音声、公開中!

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コメント

私は今大学3年生で、今月からインターンシップの説明会や選考会に足を運び始めています。まだ本格的な就活は始まっていませんが、個人情報を書き込む場面など、かなり共感しました。
そして、年齢の近い先輩のリアルな体験を拝読して、自分も問題を先延ばしにしていないで前に踏み出さなくては、と思いました。
ここで就活体験記を書いて下さって、ありがとうございます。
厳しい時代ですが、良い結果を得られるよう頑張りましょう。
「先輩の就活成功談」を読める日を心待ちにしております。

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