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それいけ!ドンくん
それいけ!ドンくん

筆者:ドンくん (FTM/20歳)
大学1年の時に性同一性障害の人と出会ったことで、今まで逃げていた『自分自身と向き合うこと』を始めて早2年。
大学3年となった今、就職活動の真っ最中!男として働きたい、何度も諦めそうになった夢を求めて
悩みながら、泣きながら、それでもネクタイ締めて説明会に参加する、そんな僕の凸凹就活体験記です!
<目次>

本気かどうか

今日は別の会社説明会に行ったのですが、そこで社長の講演がありました。
資本金がほとんどない状態で19歳での起業。今では何十億をも稼ぎ出す社長。
不可能を可能にする!諦めない!社長の言葉が僕の心にどんどん入っていきました。

この会社が性同一性障害者を受け入れるかどうかは別問題だけど、僕はまたやる気になりました。
僕も大きくなってあの社長みたいに大勢の前で堂々と語りたい。
諦めないでいたことを自分の姿で証明できる人間になりたい。

そしてその人の話を聞きながら、僕は自分自身に問い詰めていました。
僕はちゃんと本気でやれているのだろうか。
性別のことを明かして雇ってもらえない厳しい状況ばかり考えて、僕はその度にびびってどうしたら良いか迷っている。
怖い、逃げたい。どーせ、ダメなんだろうなって言い訳する自分。

僕はちゃんと本気だろうか?本気で今動いているのだろうか?
他の人間よりダメだ、迷惑だと思われる、僕は劣等感の塊となって逃げて、そして一体何をしているのか?何をしたいのか?

時間は過ぎる。自信も無く、そそくさと逃げるように会場を後にする自分が情けない。
なぜ堂々とできない?僕は何も悪いことなどしてない。僕はこう生きようと決めただけだ。
誰が決めた?僕が決めたんだ。なぜ?それは僕の幸せのため。僕が選んだ道だ!

困難に打ち勝ち、社長という地位を手に入れ、慕ってくれる仲間を得て、キラキラと話すその社長さんを見つめながら、僕は、自らの困難に打ち勝つ勇気を小さな自分の心の中から必死に探していました。

-続く

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