7/10(木)講演会@武蔵野大学

20140710

7/10(木)講演会@武蔵野大学 スタッフレポート

7月10日、武蔵野大学 教育学部 児童教育学科の生徒を対象に、
GIDmediaスタッフの二ノ宮代表と佐々木の2人で講演会を行いました。
前回の武蔵野大学での講演会は2人とも私服だったのですが、今回はスーツを着ての講演。

台風明けだったのでちょっと蒸し熱かったです(笑)

 

まずはじめに、性同一性障害については勉強済みとのことだったので、
簡単におさらいをした上で、私たちNPO法人GIDmediaの紹介をしました。

そして、最近の性同一性障害にまつわるニュースをいくつか紹介し、
それについてどう思うかを何人かに意見を聞いてみました。
すると、

「性同一性障害ではなく、生まれながらの男性が生まれながらの女性と結婚をし、
 第3者からの精子提供・人工授精で出産をした子どもはどうなるか」

「文部科学省から発表があった小中学校、高校での相談人数606人については多い、
 その中特別な配慮を受けている生徒6割は多いと感じた」

「606人中603人が身体的な性別と精神的な性別が逆と答えているが、残りの3人は?」

など、私たちが予想していた以上の意見が聞くことができ、
生徒たちの関心の高さに驚きを隠せませんでした。

次に、二ノ宮代表が33歳のFTM、佐々木が24歳のMTFなのですが、
私たち2人の数年前の学生時代の体験談ではなく、
現在の当事者が置かれている状況をいくつかのパターンに分け、
それぞれのパターンについて解説、対応を紹介しました。

制服やトイレ、更衣室などの細かい対応については、
性別に違和感を持つ当事者であっても、対応を望んでいない場合や、
性同一性障害ではない場合など、勝手な判断で行ってはならず、

当事者本人がどうしたいかを聞いてあげることが大切である。とお話しました。

そのためにも、当事者が相談しやすい人とはどんな人かを説明しました。

最後に、生徒たちが何を知りたいかが一番大切だと思っているので、
質疑応答の時間を多めに設けました。
質疑応答の時間では、私たち2人の当時の辛かったこと、カミングアウトのこと、
治療のこと、体のことなど、生徒たちは積極的に質問をしてくれました。

終始、生徒たちは熱心に講演を聞いてくれたり、積極的に質問をしてくれたりと、
まだまだ慣れていない私でも、ものすごく話しやすかったです。

途中、エアコンが切れ、汗っかきな2人は汗だくになりながらも
無事に講演を終えることができました。

また、昼食の時間も講演会を受けた生徒、そして担当教授と一緒にしました。
講演内では生徒たちも聞きたくてもなかなか聞けない恋愛の話や、
もし、身近に当事者がいたら、好きになった人が性同一性障害の当事者だったら
などについてお話することができました。

「性同一性障害やLGBTの当事者に、実際にあったことがある人」と聞いてみたところ、
約3分の1が手をあげたり、「FTMの彼氏やMTFの彼女を持つことがOK」
と答える生徒が大半で、私たち2人も嬉しく思いました。

今後も、私たちスタッフの体験談はもちろんのこと、私たちが出会った当事者のお話をし、 性同一性障害といっても、多種多様な当事者がいることを伝えて行きたいと思います。

GIDmediaスタッフ:佐々木 和(MTF)